「国民の映画」4月27日(水) 神奈川芸術劇場 [舞台]
今年は三谷幸喜50歳なんだそうで。「三谷幸喜大感謝祭」と銘打って、4本の新作舞台と1本の映画が製作されます。その第一弾がこの「国民の映画」 パルコ劇場の後、これまた今年オープンした神奈川芸術劇場で公演が行われてます。
三谷幸喜がこの脚本を書くひとつのきっかけとなった本だそうです。ゲッペルスが一番好きだった映画が「風と共に去りぬ」だったということからアイディアがふくらんでいったそうで。
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2時頃、友達と待合せまずは中華街で「あさりそば」なるものを食べ、強風の中山下公園を散策し、大さん橋の休憩所みたいなとこと(強風だったので屋上には出られず)でまったりとし、赤レンガ倉庫のカフェでさらにまったり。というまったりな午後を過ごした後、神奈川芸術劇場へ。
ビルの4階に入ってます。ちなみにビルはNHK横浜放送局。席は1階の前方上手側。新し劇場なのにシートピッチが狭くさらに椅子の奥行きも狭くて座りづらいことこの上なし。椅子そのものはさすがにちゃんとしているので最初座った時に感じた不安ほどは終わった後の疲れは残りませんでしたが・・・。
さてさて、このお芝居、舞台はナチスドイツ時代1941年。宣伝大臣のゲッペルズが主人公です。
あっという間の3時間(途中、休憩15分あり) 1部は登場人物が全員揃うまで、人物紹介を兼ねたようなかたち。2部に入って物語がガンガン動き出します。三谷幸喜らしい笑いも挟みつつ、映画を愛する人たちがイデオロギーのもとで狂気に陥っていくさまを残酷に描きます。
名前をだすと嘘っぽくなるから、と作中では「あの方」という呼び方をされているヒットラー。ドイツというひとつの国がカルト教団の信者のようになってしまっている状態ともいえますよね。でもそんななかでも個人ひとりひとりの心のなかには自分にしかわからないエゴや保身ややさしい気持ちがあるわけで・・・。
ナチスの幹部って(少なくともこの作品に登場した3人は)ヒットラー暗殺後はみんな服毒自殺ですね。戦国時代の武士みたいだ・・・と思ってしまいました。
石田ゆり子、細い〜〜〜。普段、ノーマークな女優さんですが、ちょっとほれぼれと眺めてしまいましたよ。そして風間杜夫。もうすっかり初老の役ばかりですが、ふた昔くらい前には若い女子に憧れられる存在だったのですよね?! 「教官!」とか言われて。どうもかつての姿がまったく見えない気がするのですよ・・・。今度「蒲田行進曲」あたりを観てみようかしら。
ちなみに幼少時代の三谷少年がナチスドイツに興味をもつきっかけとなったのはこちら。
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