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「海街diary」(映画館で) [映画]

今日も我が家のリビングは朝の11時なのに、室温31度、湿度68%、熱中症「厳重警戒」レベルです。
まだ扇風機で頑張ってます(笑)

そんな暑さから逃れるために昨日は映画館へ行ってきました。レディースデー。ひとり映画館は4〜5年ぶり。
ちょっとキンチョーしましたが、夏休み中の子供たちでごった返すシネコンのロビーを抜け、小さなシアターで心静かに観ることができました。

さて、「海街diary」
吉田秋生の漫画を原作に、是枝さんが監督した作品。カンヌ映画祭では受賞ならず、でしたが、美しい鎌倉の風景と美人四姉妹に癒されました。

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あらすじ(映画.comより)
「そして父になる」「誰も知らない」などで国際的にも高い評価を受ける是枝裕和監督が、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞やマンガ大賞2013を受賞した吉田秋生の人気コミックを実写映画化。湘南を舞台に、異母妹を迎えて4人となった姉妹の共同生活を通し、家族の絆を描く。鎌倉に暮らす長女・幸、次女・佳乃、三女・千佳の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届く。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すずと対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずだが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞い、そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案する。その申し出を受けたすずは、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始める。主人公の姉妹を演じるのは、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。

タイトルがdiaryですから、海と山に囲まれた鎌倉の街で暮らす姉妹の日々が淡々と描かれていくだけの作品です。
とはいえ、生きている以上、恋もすれば仕事もするし学校にも行く訳で、何かしらの小さな出来事が起こります。当事者には大きな出来事でも、まわりからみれば小さな出来事。そんな感じ。
異母妹のすずは、まだ中学生なのに、早くに母とそして今度は父を亡くし、大人になることを強要されてきた少女。そして同じような少女時代を過ごした長女の幸。すずは姉達に守られることで遠慮がちに、でもしっかりと子供らしい日々を取り戻していくし、幸はそんなすずを庇護し、共に過ごすことで自分が過ごすことができなかった子供時代を疑似体験することで取り戻す。そんなお話しなのかな。

辛いときは泣けばいいし、近しい人たちに頼ればいい。そんな当たり前のことを全肯定してくれる作品です。

しかし、いくらリアルな日常の話だとはいえ、舞台となっている鎌倉の街は架空の美しい街のよう。
山と海に守られているのですね。
登場人物たちはみな、鎌倉に住んで鎌倉で働いている。
江ノ電には乗るけど、横須賀線には乗らない。
すずの仲のよい同級生達の家はみんな自営業。漁師だったり、酒屋だったり・・・。
実在の街を舞台にしているけど、ファンタジーだよなーと思ったのでした。
これは原作を読んだ時にも感じたことなのですが。
長女の幸は恋人から仕事で赴任するアメリカについてきてくれと言われますが、断ってしまうし。
透明で巨大なケースの中で生活しているみたいな。
(あれ、そんな映画、昔ありましたよね。巨大なセットの中で生活していた、という。あれなんだっけ・・・?)

ま、そんな違和感は置いておいて、全体的にはとっても好きな映画でした。
目の保養だわー。
余談ですが、長澤まさみがキョンキョンに見えて仕方なかった。
そして彼女達の母親役の大竹しのぶの、なんとなく流されて生きてしまう、我慢できないタイプの女の人のやるせない感じが素晴らしい。
彼女は彼女なりに娘たちを愛しているのだけど、母親というよりずっと娘なんだろなぁ。。。

江ノ電に乗りたくなりました。




海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

  • 作者: 吉田 秋生
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/04/26
  • メディア: コミック

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