SSブログ

夏の西沢渓谷ハイキングコース [山登り]

いよいよ8月も終わりですね。後半は台風、台風って感じの東京でした。

さて気を取り直し、夏の思い出シリーズ。
14日(日)のトレッキングの記録です。
今年のお盆の時期は夫が忙しくカレンダーどおり。「1日くらい涼しいところに行きたい、軽井沢とか」、なんて夫が言うのですかさず、いつものムック「初心者 山」を差し出し、山梨の西沢渓谷に行くことに。

中央道の渋滞回避のため5時に出発するつもりだったのに起きたのが5時15分。ま、いつものことです。
支度をして、途中コンビニで朝ご飯を買って五反田から高速道路に乗ったのがちょうど6時くらい。小仏トンネルのあたりが少し渋滞していましたが、まだそれほどひどい渋滞は発生しておらず、結局8時には西沢渓谷の駐車場に到着しました。
市営の無料駐車場があるのですが、満車ではないもののかなりの混雑。ぎりぎり車も停めることができ、さっそくトレッキングシューズに履きかえて出発します。

舗装された道を15分くらい歩くといよいよハイキングコース。ここにトイレもあります。
ここ以外だと、ハイキングコースの折り返し地点の展望台になってしまうので、トイレは済ませておいたほうがいいと思います。

さっそくイカした看板。
「あー痛い 痛みも怪我も 自己責任」とキツネが語っております(笑)
P8140010.jpg

この西沢渓谷、キツネがキャラクターなのか、いろんなところに登場します。


西沢渓谷は往復10キロのハイキングコースが整備されています。が、ハイキングコースと銘打たれているものの、山梨市のwebサイトにもあるとおり、高低差300メートルと結構な山道なので、「登山」だと思って臨んだほうがよさそうです。かつ、濡れた沢沿いを歩く部分もありますので、滑りやすいです。
親子三世代のグループなども結構みかけましたが、他人事ながら普通のスニーカー(しかもスポーツメーカーのものではなく、GUなんかで売ってそうなソールの薄いやつとか)履いてるお母さんとか心配になりましたよー。
わたしも事実、濡れた岩の上で滑ってあやうく転びそうになりましたし。

概要はコチラ→ 西沢渓谷
詳しいコースはコチラ→ 西沢渓谷ガイドマップ

ということで、準備万端でお出かけください。

ここからは写真多めで。写真撮りながら「川しか写ってない、って後で思うかもね」なんて笑っていたのですが、案の定・・・。自分たちの記念写真すら撮ってませんでした(汗)

さっきの「自己責任」看板のある道を少しだけ歩くと吊り橋が現れます。
二俣吊り橋。結構揺れます。積雪時は通行止めなどと書いてあります。山梨の山のなかだから結構雪も降るんでしょうね。
夫は揺れが気になって結構怖かったそうです。

P8140013.jpg

この吊り橋の右手、川の上流側には人工の滝。
P8140014.jpg

ここからは基本的に笛吹川の川沿いを歩いていきます。
道は非常に整備されていて、見どころごとに案内板も設置され、またコースのうち、どこまで歩いたかもわかるようになってます。親切!

(たぶん)三重の滝。
P8140018.jpg

こんな感じの渓谷沿いを歩きます。薄曇りで猛暑!という感じの日ではありませんでしたが、なにしろ涼しくて快適。
P8140020.jpg

とにかく水がきれいです。結構深そうな淵ですが、底まで見えます。
P8140022.jpg

この緑が、秋には紅葉して美しい景色になるそうです。そう、西沢渓谷は紅葉の名所らしく秋はたいそう混み合うそうですよ。

P8140024.jpg

なになに? 人面洞??
P8140029.jpg

どのあたりが人面なのかはさっぱりわかりません(汗)
P8140030.jpg

そして竜神の滝。力強いイメージですね。見どころの名前は教えてくれるのですが、残念ながら由来はわかりません・・・。
P8140032.jpg

次は貞泉の滝。
P8140035.jpg

そして母胎淵。なんとなく意味がわかるような、わからないような・・・。しかも手ぶれしまくりで、よけいに生命の神秘っぽい感じになっていると言えなくもないような。
P8140040.jpg

方杖橋から上流を。
P8140042.jpg
この先に、このハイキングコースのクライマックス、五段の滝があるのですが、急に山登りの雰囲気が増してきました。結構な急登です。ハイキング気分の子供とかお年寄りには結構ツライと思います。
しかし、その10分くらいの登りをこなすと、そこには七ツ釜五段の滝が!
P8140044.jpg
あれ?三段しかない。一生懸命、あの部分を一段分と数えるのではないか、などと推測してみましたが、どう見ても三段の滝なんですよね。
変なのーと思いつつ、さらに山道を登ると、再度七ツ釜五段の滝が!
P8140048.jpg
巨大な滝なので、全体を撮ることはできませんでしたが、ありましたよ、五段。さっきみた位置からだと、上二段は見ることができなかったのでした。
そして、この滝の脇の方に人がいらっしゃいまして・・・そういえば、駐車場でロープを担いだご夫婦もいたし、ロープを担いで下ってくるおじさまともすれ違ったのですが、どうもロープを使ったワイルドな沢登りスポットのようでした。

普通のハイカーのわたしたちはさらにコースにそって登っていくと、展望台がありました。
ベンチもあるので、座って一休み。持ってきたおやつをむしゃむしゃ。運動の後の、甘いもの、しょっぱいものはうまーい。

ここまでコースマップだと2時間。わたしたちは1時間50分くらいで到着しました。今回はいつもスタスタ歩いては途中でバテる夫をなんとかゆっくり歩かせて、これくらい。まぁ、大人2人なのでこんなものですかね。

西沢渓谷ハイキングルートは行きと帰りは違う道が設定されています。別に来た道を戻ってもいいのでしょうが、基本、みんなルートどおり歩くみたいです。濡れている渓谷沿いの道を下るのは滑りやすくて危ないでしょうしね。

ということで、下りはこんな感じでのんびりとした道。全然渓谷ではありません。
P8140053.jpg
線路が見えているのがわかりますか?
この道は、トロッコ軌道の後だそう。昭和43年まで使われていて全長は36km。木材運搬に使われていたそうです。
P8140055.jpg
こんな風に運んでいたんだよー、という展示。
下りはいいけど、登りは当初は馬が引いて上がっていたそうです。その後は電動(ディーゼルかな?)になったと説明にありました。
なので、下りはこの整備された道を日たらすら歩くのみ。

さっきまで歩いていた渓谷ははるか下の方。
そして対岸の向こうには鶏冠山。

P8140050.jpg
雲に隠れてしまっていますが、たぶん、山のかたちが鶏のトサカみたいなんでしょうね。

再びキツネ登場!
P8140051.jpg
このファンタオレンジの缶がいい味出してますよね。いったいいつのだろうか・・・。しかも、この缶、固定されてなくて置かれているだけでした。わざとなのか、たまたまなのかわかりませんが。不思議。

下りは1時間ほど。11時過ぎに駐車場に戻ってきました。
駐車場の下の河原はバーベキュースポットのようで、かなり賑やか。駐車場も満車になってました。

帰りは「みとみ笛ふきの湯」で汗を流しました。ここ、通りがけに看板を見て立ち寄ったのですが、520円ですごくいいお湯を楽しめました。源泉掛け流しで、しかも空いていたし。
お隣は市営のデイサービスのようで、温泉入り放題、いいですね〜。

ちなみに山梨県はやたらに温泉が多いところですが、これはある一時期(たぶんバブルの頃でしょねー)、市町村が競うように温泉採掘をやったからなのだとか。それが公営の立ち寄り湯として各地に点在しているそうです。
以前、新聞で読みました。笛吹のあたりだと、ほったらかし温泉(これも山梨市)とか有名ですよね。

さっぱりしたところで、お昼はもちろんほうとうでしょう!と、これもまた以前行ったことのある「ほうとう蔵 歩成」さんへ。




関連ランキング:ほうとう | 山梨市駅

お昼時で駐車場に停められないくらいの大混雑でしたが、わたしがお店に並び、夫が駐車場に並ぶというチームワークにより、30分も待たずに席に案内してもらえました。メニューがほうとうしかないので、回転が早いんですよね。

そして、農協の産直のお店に立ち寄り、野菜やらぶどうを購入して帰路につきました。我が家にしては、早い撤収。2時過ぎに高速に乗り、やっぱり談合坂あたりから渋滞がはじまり、結局6時くらいには家に着いたような・・・? 渋滞でののろのろ運転が大嫌いな夫は、上野原で降りて、下道で八王子まで行こう!と主張してましたが(わりとよくやるパターン)、実際のところはのろのろでも高速に乗っていた方が早いので、わたしが運転して渋滞区間はやり過ごしましたとさ。

西沢渓谷、夏の登山としてはなかなかよいところでした。真夏は高い山に行かないと暑くてやってられませんが、でもそんな遠出はできない、なんて時に最適です。10キロ歩きますが、上り下りがそれほどでもないので、楽ですし。

春はしゃくなげの群生地が見どころ、秋は紅葉が見ものだそうで、そういうシーズンにもぜひ行ってみたい!です。

でも次はやっぱり山頂を攻める山登りがしたーい!! ということで、今週後半の夏の旅行では北アルプスのお手軽高山登山の予定です。

 

 


nice!(6)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 6

コメント 2

YAP

けっこう覚悟のいるコースみたいですね。
奥の方の泉や滝がきれいなコバルトブルーですね。
by YAP (2016-08-29 07:42) 

カオリ

>YAPさま
そうなんです、ハイキングとしては厳しいコースかなと思います。
水がとにかく綺麗でオススメです。nice!ありがとうございます。
by カオリ (2016-08-31 00:21) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。