秋の尾瀬 [山登り]
久しぶりのお出かけネタです。
時々でかけてはいるものの、夫多忙のため以前ほどではないし、なにしろアップする余裕がない・・・。
ということで、写真多めでさくさくいきたいと思いまーす。
夫との今年の山登りはなんと2回目! しかも1回目は夏にふらりと高尾山に行って、ケーブルカーで登ったなんちゃって登山・・・。
日経新聞の土曜版で草紅葉特集をやっているのを見て、その後、NHKの朝のニュースでも尾瀬からの中継をやっていて、どうしても行ってみたくなったのです。
ちなみに尾瀬は初めて。
結構な距離なので前日に沼田まで行って、前泊です。
ロードサイドで時々見かける旅籠屋さん。普通のビジネスホテルとも違う佇まいで、なんだかきになる存在でした。たまたま沼田で空室があり、予約して見ました。1泊2人で1万円弱。無料の朝食(パンと飲み物くらい?)がついているようです。
アメリカのモーテルをモデルにした宿泊施設、ということで、部屋は広いけど設備は最低限(歯ブラシなし→フロントでお願いすればもらえます。寝間着もないので、1枚100円で借りました)。2回建てのアパートみたいなところでした。23時が最終のチェックイン時間・・・ということで、19時すぎに慌てて会社を飛び出して家に帰り、20時過ぎに自宅を出発して、22時半くらいにはチェックイン。食事は車の中で運転を交代しながらお弁当食べました(苦笑)
そして沼田の寒かったこと!! 明日の防寒大丈夫か・・・?と相当不安になりながら眠りにつきました。
翌朝は快晴!! そして寒い!!!
朝の6時に出発です。5時ごろ出発する車もいるようでしたが・・・。
ちなみに旅籠屋さん、料金前払いなので、フロントが開く朝7時より前に出発する場合には決められた場所に鍵を入れて勝手に出発すればいいという仕組み。
途中のコンビニは山登りの人ばかり・・・。週末の朝の時間が一番売上あるんじゃなかろうか。
1時間ほど山道を走り、戸倉駐車場へ。マイカー規制中なので、ここからバスもしくは乗合タクシーに乗り換えます。ちなみにどちらも料金は同じ。バスは30分に1本くらいですが、乗合タクシーはひっきりなしにやってきます。
ここから15分くらい(たぶん)で鳩待峠に到着です。
ここかが尾瀬の入り口です。確か標高1600mくらい。ボランティアのおじさんたちがいて、地図をくれたりします。「どこまで行く予定?」と聞かれたので、「ヨッピ吊り橋あたりまで行こうと思います」と答えると、「じゃあ、かなり急がないと。最終のバスは17時だよ」と忠告されました。「下に降りたところの研究見本園に行けば尾瀬の植物は全部あるから、あの辺りを一周するのがおすすめだよ」とアドバイス。
事前に調べたところでは、ヨッピ吊橋あたりまであるいてコースタイム5時間だったはず・・・。ちなみにこの時朝の8時です。なぜに17時の終バスを心配されないといけないのか・・・?
頭の中は疑問符でいっぱいでしたが「無理しないようにしますね〜」と適当に答えて、おじさんとはお別れ。
さて、普通の山登りだと、最初は当然ながら山を登るわけですが、尾瀬は違いました。山に囲まれたすり鉢状の地形が長い年月をかけて湿原となったそうで・・・なんと200mも降るのです!
ということは帰りは200m登るのか・・・。なかなか辛いですね。
ともかく、森の中を降るきもちのよいハイキングです。コースタイム1時間ですが、40分ほどで到着〜。
山の鼻のビジターセンターに到着!
山小屋もあるので、たくさんの人がいます。
ここまで約40分。いきはよいよい帰りは怖い・・・タイプです。
左手には至仏山。紅葉が始まっています。
おじさんに勧められた植物研究見本園には立ち寄らず(笑)
尾瀬ヶ原へ。
ばーんと燧ケ岳(ひうちがだけ)が目前にそびえています。燧ヶ岳は紅葉しないタイプの山なのかな??
ここからはずっと広大な尾瀬ヶ原の木道歩き。この木道、東電さんが整備してくれている様子です。
おおむねお花は終わっていますが、エゾリンドウはまだぼつぼつと咲いてます。
ところどころにある池塘。
こういう風景っていかにも”尾瀬”
あっという間に三又へ到着し、迷わず、ヨッピ吊橋方面へ。おじさん、全く問題ありませんが・・・??
とちゅう、ごっついカメラを抱えたおじさんたちが激写していた場所があったので、近寄ってみると、燧ヶ岳が池にきれいに写ってました。肉眼でみるよりも、ローアングルから写真に撮った方がくっきりはっきり。
あっという間にヨッピ吊橋に。定員10人。結構揺れます。
きれいな小川。
真っ赤な実。たぶんナナカマド。
ヨッピ吊橋で引き返すつもりでしたが、夫がお手洗いを借りたいというので、東電小屋まで。
その名の通り東電が経営する山小屋です。尾瀬には他にもいくつか東電経営の山小屋があるようです。
ちなみに、携帯の電波は届きませんが、こういう山小屋の側などではフリーのWi-Fiが繋がりました。のろいけど。ありがたいです。
草だけではなく、白樺も。
どこまでも続く草紅葉。十分紅葉しているとは思うけど、あと一歩なんですかね〜。なにしろ草紅葉なるものを初めてみるので、加減がわかりません。
帰りは風が強くなってきて、向かい風だとちょっとつらかったです。
でも風にそよぐ草が波打って素敵でした。
しつこいけど、燧ヶ岳と草紅葉。
ビジターセンターに戻ってきたのが12時すこし前。朝はそれほどいなかった人が増えてきてます。
しかも朝はばっちり装備の山登りスタイルの人しかいなかったけど、普段着っぽい若者がちらほら。外国人も増えてきてます。
しばし休憩し、おやつなどを食べて、12時に鳩待峠へ向けて出発。恐怖の山登りです。帰り道なのに。
途中中高年の団体さんなどいたので、のんびりペースでしたが、それでもコースタイム1時間半のところを1時間で鳩待峠に戻ってこれました。
そして楽しみにしていた花豆ソフト!
尾瀬ヶ原の山小屋でも売ってましたが、鳩待峠に戻ってきたら食べよう!と決めていたのです。
豆豆してます。かなり繊維を感じられるソフトクリームでした。疲れたからだにしみわたる〜〜〜。
また乗合タクシーに乗って、駐車場へ戻り山を下ります。
どこでご飯食べようか、と迷って有名な道の駅、「川場田園プラザ」へ。
そしてここでも迷ったあげくにラーメン食べました。でもこのラーメン、この地域のブランド鶏でとったスープでつくってあるとかで、かなりのレベル。あっさりしていたけど、旨味があるラーメンでした。
私は塩ラーメン、夫は醤油ラーメン食べました。
そしてここの野菜の産直コーナーが素晴らしかった!!!
やまもり買い込みました。
「あかぎ」という群馬のブランドりんごもお買い上げ〜。
お腹もふくれたので次はお風呂で汗を流したい・・・と向かった先は田んぼのなかに佇むこちら。
ついこの前、友人がこちらに父上と泊まりにいったそうで、とてもよかった!!と行っていたのを覚えていたのです。
なんかすべての客室が離れになっていてものすごく広いらしい・・・。
宿泊者とは別に立ち寄り湯もあり、1000円で利用できます。
源泉かけ流しなのは1つの浴槽だけでしたが、かけ流し浴槽でかなりのんびりしました。
途中、疲れたので、PAでお昼寝したりしながらも、土曜日なのに関越道の渋滞もなく軽く食事をして夜の9時過ぎには帰宅しました。
夫が激務で、もしかしたら行けないかも・・・と前日まで危惧していた尾瀬行きでしたが、お天気にも恵まれすばらしい体験となりました。
夫もまた行きたい、とお気に召したようす。次は夏に山小屋泊で行って見たいな〜と思ってます。
ちなみに歩いたのはほぼ平坦な道だったためか20キロ近く歩いたのに、翌日以降も筋肉痛は出ず。ただ、歩いている途中から左の股関節が痛くなりちょっと嫌な感じでした。この痛みも翌日には消えましたが・・・。歩き始める前のストレッチ足りなかったかな?
さくっとレポ、などと言いつつ結局いつもどおりの長さだったわ(笑)
けっこうすいすい歩けたんですね。
歩くペースは人それぞれですから、声かけてくれたおじさんも安全目に言ってくれたんでしょうね。
by YAP (2017-10-11 15:47)
>YAPさま
夫がかなり歩くのが早いので、つられていつもコースタイムより早く歩いてしまいます。帰りの様子を見るに、気軽な感じで出かける人も多いでしょうから、それゆえのアドバイスだったんでしょうね。nice!ありがとうございます。
by カオリ (2017-10-25 00:31)