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「なぜ君は総理大臣になれないのか」(映画館で) [映画]

遠くへのおでかけは自粛中の我が家ですので、都内で楽しめることといったら映画館か美術館、くらいですよねぇ。インドア派の我が家的には。高尾山あたりに久々に登りに行きたいななんて思ったりもしてますが、何しろこの暑さ・・・。早朝にトライするしかないですね。


ということで、先日評判のドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」を観に行ってきました。


オフィシャルサイトはこちら





2003年、民進党から初出馬することろから17年間、とびとびではあるものの、ずっとカメラは小川淳也という政治家を追い続け、それがドキュメンタリー映画として上映されたものです。

去年、労働統計の不正を国会で糾し、「統計王子」と呼ばれていたらしいのですが・・・知りませんでした。


地方の普通の家に生まれ、東大、総務省というコースから、世の中をよくしたいという思いで出馬。自民党の有力代議士がいる地元では毎回毎回苦戦を強いられ、そして極め付けが希望の党への合流騒動・・・。前原さんの側近だったらしいのですよ。それで希望の党へ移籍、でも地元の支持者(金なしコネなし地盤なし、で最初が民主党なので、画面をみた感じ、やはり労組出身のおじいちゃん、おばあちゃんが支持者の中心っぽかったです)からは厳しい言葉をかけられ。。。とはいえ、なんとか今も頑張っている。


理想だけではどうにもならない現実。

熱い志をもって、政治活動しているのに総理大臣はおそろか、党内の出世もままならない。真面目なんですよね。政治家なんだけど政治とは遠い、というか。なにしろ驚いたのは、最後に小川さんが「ただいまー」と帰っていった先が地方によくある2階建のアパート。そこの3kのアパートでずっと暮らしているとのこと。家賃は4万いくら。お嬢さんたちは大学生でもう家を出ているし、ご本人も平日は東京の議員宿舎で生活しているので、まぁそんなものかもしれませんが・・・。なんか応援したくなる。同い年だし。


直前に百合子の「女帝」と中村喜四郎の「無敗の男」と2冊も政治家がらみのノンフィクションを読んでいたので、余計に普通の人なんだけど、その普通が普通ではない政治の世界でふんばっている小川議員の姿に感動してしまったのかも。


ミニシアター系ですが、全国で現在上映中です。


女帝 小池百合子

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  • 作者: 石井 妙子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2020/05/29
  • メディア: 単行本
無敗の男 中村喜四郎 全告白

無敗の男 中村喜四郎 全告白

  • 作者: 健一, 常井
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/12/16
  • メディア: 単行本
↑この中村喜四郎という人も凄い人でした。選挙の鬼。でも選挙以外は・・・?


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YAP

熱意や思いがあっても、政治家にはその文字通り、政治力が必要なんでしょうね。
良きにつけ、悪しきにつけ。
by YAP (2020-08-13 11:37) 

カオリ

>YAP様
魑魅魍魎の蠢く世界、ですよね。今回の総裁選みていても思いますね。nice!ありがとうございます。
by カオリ (2020-09-06 14:59) 

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