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毛糸のクッション [あみあみ&ちくちく]

は〜今月も今日で終わりですね。
この調子なら今年もあっという間に終わってしまいそうです。

年末年始にかけて編んでいた毛糸のクッション。
まぁ、クッションというか毛糸のおざぶです。

IMG_4336.jpg
仕上げのアイロンかけてないのでちょっとかたちがいびつですが・・・。
予備の椅子が、IKEAで買ったこういう味もそっけもない椅子で、座ってるとすぐにおしりが痛くなってしまうので、クッション欲しいなと思っていたんですよね。
おざぶにはスポンジなどは入ってないので、ペラペラであんまり意味ないかな〜とも思いましたが座ってみると以外とクッションを感じます。これなしで座るのとは随分違います。

在庫糸で編んだので、出来上がりどうなのかな〜って思ってましたが、編み上がってみたら結構いいかんじ。

裏はこんな感じです。

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裏は無地なのですが、段染めの糸で編んだので模様が出ています。

極太糸でザクザク編めるのであっという間に出来上がるし、またそのうち編んでみようと思います。
そういえばこの表紙のお花のざぶとんを編みたいと思ってこの本買ったんでした〜。

北欧デザインの毛糸クッション―かぎ針でざくざく編む、円座と角座50 (レッスンシリーズ)

北欧デザインの毛糸クッション―かぎ針でざくざく編む、円座と角座50 (レッスンシリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: パッチワーク通信社
  • 発売日: 2014/10/27
  • メディア: ムック

「最後の秘境 東京藝大」二宮敦人(新潮社) [本]

寒かったり暖かかったり・・・。調子がなんだか出ませんね。


最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

  • 作者: 二宮 敦人
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/09/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)







去年のベストセラーです。
小説家(ライトノベルの作家さんの様子。まったくわからない分野なので「へー」ってかんじ)の著者は、妻が現役の藝大生で、彫刻を専攻しており、その妻の様子から藝大という未知の世界への関心をいただくことになり2年ほどかけて現役の学生や卒業生にインタビューを行いまとめたもの。

美術と音楽の両方を擁する特殊性、そして何より国立であり長い歴史をもつ東京藝大。芸術には縁がなくとも、藝大卒というキャリアを見聞きすると無条件に「へー、すごいね!!」って思ってしまいますよね。
わたしが愛するSuicaのペンギンの生みの親、さかざきちはるさんも東京藝大のご出身です。

書評などでは破天荒ですごいみたいな書かれ方してましたが、最初から最後まで読んでみると、芸術を志す人たちだもの、これくらい当たり前なのでは?という気もしました。
なんか、読んでるうちに、わたしも音楽習ってみたくなったなー。
幼稚園のときにオルガン教室で挫折して以来、いつか弾いてみたいピアノ、とかね。

芸術で生きていくのはほんとに大変。
中学校の時の音楽の先生のことを思い出しました。彼女はわたしが中1か中2のときに新卒で赴任してきて、わたしが所属していたブラスバンド部の顧問になってくれたんだけど、先生は声楽の人で、合唱部がなかったこと、専門外のブラスバンド部を指導しなくてはいけなかったこと、そしてなによりブラスバンド部のレベルが低かったこと(そりゃ当然で、それまでもちゃんとした指導をしてくれる先生はおらず、素人の中学生たちが見よう見まねで音をだしていただけだったのですから)がたいそう不満だったようで、ある日、部活の最中にキレてしまい・・・。
今でも覚えている先生の発言が、
「私はまだ歌の道を諦めたわけじゃないのよっ」
というもの。今では先生の名前もその発言に至った経緯も忘れてしまったけど、妙にこの発言は覚えているのです。
かなりヒネたコドモだったわたしは「いやいや、それ先生の問題であって、今わたしたちにそれ言われても」って呆れていたんですけどね。
大学卒業したての22歳、まだまだ夢と現実のあいだで割り切れない気持ちを抱えていたんだろうなと、そのときの先生の倍の年齢となった今のわたしなら思いやることができるけども。

芸術の道は大変ですが、広義のアートなしに生きられないのも人間なのであって・・・。なかなか難しいですね。


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日本列島雪景色 [身辺雑記]

今日から実家に帰ってきています。
長崎は意外と寒くない、しかし、家の中は、超寒い、という田舎の一軒家あるある状態です。
マンション暮らしって人間を甘やかしますね。

さて、飛行機からの眺めは本州上空を飛んでいる間、ずっと雪景色でした。
残念ながら富士山とは反対側だったので見られずでしたが…

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たぶん、山梨の奥秩父あたりかなぁ〜。

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左手が南アルプス、奥が八ヶ岳かなぁ〜。
ちなみに今日は初B787でした。エンジンはロールスロイス製。影になって写真には写りませんでしたが。

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たぶん、北アルプスの山々。

雪をかぶった山々の姿は神々しくもありますね。


「記憶の渚にて」白石一文(角川書店) [本]

ふー、今日も1日寒いですね。でも一歩も外に出ていないので、この記事を書き終えたら買い物にいってこようと思います。

記憶の渚にて

記憶の渚にて

  • 作者: 白石 一文
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/06/30
  • メディア: 単行本
白石一文の新刊・・・といっても去年の6月ですね。図書館の順番がようやくまわってきました。
相変わらずの白石節炸裂・・・といってもいつもほどではなかったかしら。
ミステリー的な展開で、結構楽しめました。

国際的に著名な作家だった兄が謎の死を遂げた。古賀純一は兄の遺品の中から謎の遺書と『ターナーの心』と題された随筆を発見する。我が家の歴史を綴ったその文章は、記憶とは大きく食い違うデタラメばかり。偽装された文章は兄の死となにか繋がりがあるのか?兄の死の真相に迫る古賀を待つ、謎、謎、謎―。日本からイギリスへ。海を跨ぎ、一五〇年の時を越える一族の歴史。そのすべてが一つの像を結ぶとき、予想だにしない圧巻のラストが立ち現れる!この不確かな世界を生き抜く力となる、最新傑作長篇。(「Bookデータベース」より)

3部構成なのですが、1部で主人公なんだと思っていた古賀純一があっけなく殺されてしまい、「え???」な展開に。
とある新興宗教の教団と古賀兄弟の「記憶」がリンクしていき、古賀兄(有名小説家、自殺)の義理の甥で長じて同じく小説家となった白崎東也が謎解きをしていく・・・という展開なのですが、ミステリーちっくではありますが、なにせ白石さんですから、やっぱりミステリーではないのですよ。
え?そんなオチ??みたいなラストシーンだし。

なんといってもタイトルである「記憶の渚」がキーなんでしょうね。結局、現実で起きた事柄は、1秒でも経過するとそれはその場にいた一人ひとりの「記憶」となり、少しずつ食い違っていきますよね。
そしてそれが、受け継がれていく。
実は、遺伝子を受け継ぐというよりも、記憶を受け継いでいくことがヒトという種にとっては重要なことなのではないかというようなことなのかなぁ。

キーパーソンである古賀兄(ペンネーム:手塚迅)の残したメッセージを、血の繋がった弟ではなく、元妻の甥という血縁のない白崎が紐解いていくという展開もそこにリンクしているのでしょうね。

Amazonのレビューは両極端で、星5つが5人、星1つが4人。票が割れてますね。まぁそうだろうなぁ。これがまた新聞小説だったというのも驚きですよ。こんなマニアックな作品がねぇ。。。

読んでいて特段楽しくもないのに、新刊が出たら必ず読んでしまう白石作品。
やっぱり不思議な魅力があるってことなんでしょうね。

↓ヒトの記憶についての本。これ、テーマがリンクしてそうなので読んでみたいです。

脳はなぜ都合よく記憶するのか 記憶科学が教える脳と人間の不思議

脳はなぜ都合よく記憶するのか 記憶科学が教える脳と人間の不思議

  • 作者: ジュリア・ショウ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/12/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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12月の読書メーター [本]

新年1本目のUPがずいぶん遅くなってしまいました。
今年もよろしくお願いします!

2016年の振り返りも、新年の抱負の発表も済んでいませんが、通常更新に。
12月もあまりレビュー書けていませんが「美しい距離」「空から降ってきた男」も印象的でした。
今月は、年末年始家でおとなしくしていたので、すでにかなり読んでます。

明日も寒そうだし、読書ざんまいかしら。。。

2016年12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1596ページ
ナイス数:112ナイス

あしたの君へあしたの君へ感想
大地の成長物語。人の人生に関わっていかなくてはならない仕事ってほんとに悩むだろうなぁ・・・。ついつい応援したくなる。
読了日:12月5日 著者:柚月裕子
美しい距離美しい距離感想
看取りがテーマなのだけど、ドラマティックな出来事はなにもなく、夫が妻を思う気持ちが丁寧に描かれる。奇跡も起きず、ああ、やっぱりそうなのか、というラストなんだけど、人と人の距離は常に自分を律しながら保っていな買うてはならないものなのかなぁとしみじみ・・・。
読了日:12月6日 著者:山崎ナオコーラ
モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘いモンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い感想
背筋が凍るような話。モンスターとは言い得て妙。 同じ著者の「でっちあげ」とは違い、教師たちが一致団結して戦った結果、無実を証明できたのだけど、やはり救われないのは自殺した男の子。あと少しだったのに・・・。やりきれない読後感。
読了日:12月10日 著者:福田ますみ
罪の声罪の声感想
実際の事件をモチーフに、「犯罪に知らないうちに巻きこまれてしまっていた子ども」のその後を追った作品。事件の進行は実際の事件をみごとになぞってあり、確かにこういう犯人たちだったのかも?と思わされる。 前半は読むのにちょっと骨が折れたけど、後半はグイグイ引き込まれてしまいました。
読了日:12月17日 著者:塩田武士
笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳・戦国時代笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳・戦国時代感想
結構、最新の知見なども入れられていて、面白かった。ふざけすぎ?というところもなきにしもあらずだけど、そういう本ですから〜。
まさに「真田丸」の世界!
読了日:12月17日 著者:房野史典
空から降ってきた男:アフリカ「奴隷社会」の悲劇空から降ってきた男:アフリカ「奴隷社会」の悲劇感想
ジャンボジェットの車輪格納庫に忍び込み、密航しようとした男が、着陸寸前に車輪が出されたタイミングで外に放り出されて、死亡したという事件。ロンドン・ヒースロー空港近くの住宅街の路上に突然降ってきた男が、どういう経緯でそういう行動をとるに至ったのかを丁寧に追ったノンフィクション。
もとが新聞の特集記事だったためか、読みやすくわかりやすい。奴隷社会が西洋人→アフリカ人から、裕福なアフリカ人→貧しいアフリカ人という形に変化して今も存続しているという指摘は読んでいてつらいものですね・・・。
読了日:12月21日 著者:小倉孝保

読書メーター
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