「なんでわざわざ中年体育」角田光代(文藝春秋) [本]
昨日は仕事帰りになんとかジムにかけこんで、最後のホットヨガのクラスへ。
お腹が空いていたので、途中でへばってしまわないか心配でしたが、なんとか45分やりきった!
しかし今日は筋肉痛。しかも、午後遅くから痛みがでてくるという、中年あるある・・・
角田ファンにはよく知れた話だと思うけど、角田さんはマラソンも走るし、ボクシングもするというスポーツウーマン・・・かと思いきや、ご本人いわく、運動がいやでいやで仕方ない、そうな。
なのにもう10年以上、週末にはランニングをして、このエッセイの中でも何回もフルマラソンを完走。
いやいやいや、運動嫌いなんて、嘘でしょ、と思ってしまう運動ぶりです。
ちなみにこのエッセイ、文藝春秋社のスポーツ雑誌「Number」連載だったそうな。なるほど!!
もっと、毎回目新しいスポーツに挑戦する記録、なのかと思っていたら、別にそれほどでもなく、毎月角田さんがやったスポーツについて書かれたものでした。なので、必然的に、マラソン出たり、ランニングしたり、トレイルランニングで山中を何十キロも走ったり、なかんじ。
表紙のとおり、ボルタリングに挑戦するの巻もあるのですが、ボルタリングにはハマらなかったそうです。
角田さんって、すごく”習慣つける力”が強い人なんだろうな。
なにせ、小説家という仕事なのに、自分で勤務時間を明確に決めていて、完全週休二日制、朝9時から夕方5時までが執筆時間、昼休みはきっかり1時間と決めてずっと仕事してるらしい。しかもそんなふうに勤務時間を決めたのは昔、会社員と付き合っていたから。その彼と別れてからも仕事のペースはそのままを守っているというのだからすごい。習慣を守り続けられる人って、ある意味、変化への抵抗感が強いのかもしれないけど、ほんとに尊敬。
すぐに易きに流れてしまうわたしには憧れ、仰ぎ見る存在です。
ということで、5月に入会したスポーツクラブに真面目に通おうと決意を新たにした初秋の一夜なのでした。
余談ですが、とうとう角田源氏が刊行スタート。当然ながら源氏物語なので、上中下の大作。どんなふうになってるのかきになる・・・でもちょっと怖いわぁ〜。今度立ち読みしてから、買うかどうか決めようっと。