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「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳別れの手紙」(映画館) [映画]

ようやく観てきました。先週の土曜日からシネスイッチ銀座で連続上映が始まったので、がんばって続けて観ましたよ。でもこの方法、この作品にはよかったかも、です。

「28歳の革命」はキューバ革命達成までのチェの活動を、1965年にチェがNYに出かけた時の映像を挟み込みながら追っていくという構成。NYがモノクロ、革命中がカラーと色が分かれるので頭を切り替えられるのですが、なかなか難しい構成です。物語を追っていくのがやっと。
で、この作品はキューバ革命成立の時点で終わるのですが、あまりに唐突な終わり方で「来週へ続く」とクレジットが出そうなほど。

で、引き続き「39歳の革命」
こちらはチェが別れの手紙を残してキューバを離れ、他国での革命実現に向けてゲリラ戦を行うものの最後は・・・というストーリー。こちらはそのまま時系列で進んでいくのですが、最初、チェは別人に変装してボリビアへ潜入するのですが、しばらくはこれがチェだということがわからず。あとはボリビア政府が、対外的に「ゲバラは入国していない、コンゴにいるはずだ」と発表し続けるコンゴの扱いもわからず(ボリビアの前にコンゴでもゲリラ活動したんですね)。

というふうに、あまりストーリーを説明するタイプの映画ではなく、淡々とゲバラの行程を追うそんな構成です。記録映画のようです。なので、いろいろな予備知識がないとさっぱりちんぷんかんぷんかも。まぁ最初からチェ・ゲバラに興味のない人は観客にカウントされていないのかもしれませんが。なんだかちょっともったいないかも。
「15分でわかるチェ・ゲバラ」みたいなフィルムとか、リーフレットを作って予習させてくれるともっとたくさんの人にゲバラの姿が伝わるのになぁと思いました。

ゲバラが若き日に「モーターサイクル・ダイアリーズ」で描かれているように、彼が旅の途中で見た南米の貧困と圧政は彼の人生に多大なる影響を与えている筈なのに、そういうゲバラを突き動かす理想を支える部分がもっと描かれているとよかったのかもしれません。

ともかく、合わせて4時間以上映画を見続けるなんて久しぶりでしたがまったく飽きずに考え続けました。「革命ってなんだろう、幸せってなんだろう」って。



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  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD



マメチシキ
映画を観て家に帰ってから、数日分の新聞を読んでいたら「シネスイッチ銀座」の説明がある記事がありました。その映画館名の由来は、選りすぐった邦画と洋画の作品を交代(スイッチ)で上映するからシネスイッチなんですって。へ〜。

シネスイッチ銀座



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