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「歌舞伎座さよなら公演十二月大歌舞伎」夜の部 [舞台]

12月23日の夜の部。3階席で。この日はオットと一緒だったのだけど、前日が会社の後輩達と送別麻雀大会だったそうで、朝帰り。出かけるまでは寝てたけど、お芝居中もかなり眠そうでした。ワタシもひとりだったのをいいことに前日の夜は夜更かししちゃったので、眠い・・・そんな観劇でした。

DVC00202.JPG

お約束のカウントダウン時計。あと129日。早いですねぇ。

「引窓」
ワタシ、「引窓」と「一本刀土俵入り」を混同していました。観たことあるはず、と思っていたのですが、観たことあったのは「一本刀土俵入り」の方だった・・・。
橋之助演じる濡髪長五郎が相撲取りらしくて、よかったです。そして扇雀さんのお早も。わかりやすい話だったのですが、なにせ睡眠不足・・・少し記憶が遠のいています(汗)
オット曰く「前髪をそり落とす場面がおもしろかった」だそうです。その視点がよくわかりませんが、あまり舞台を見慣れていない人の感想はやっぱりおもしろいです。

「雪傾城」
芝かん丈が5人の孫と踊るための1幕。あまりにオットが眠そうだったので、「この踊りは寝ててよし」と言っておきました。雪だるまから雪の精がでてくるのはかわいらしい趣向ですね。芝かん丈の踊り、ものすごく久々に拝見したと思いますが、なんだか足元がおぼつかない感がありました・・・。やっぱりお年なのでしょうかね。
国生ちゃんの筋書の写真、お母さんにそっくりですね。そして、そのぽっちゃり具合が、15年ほど前の勘太郎君のぽっちゃりぶりと重なります。今はあんなにシャープになってしまった勘太郎君も中学生くらいまでは「このままじゃヤバイよ・・・」って体型でしたからねぇ。がんばれ、国生君!

「鼠小僧」
野田秀樹、「鼠小僧」の再演です。第3場、第4場は12月23日という設定、そして第5場は24日、クリスマスイブです。まさに舞台の日付と同日に拝見したことになります。
ドケチな棺桶屋の三太が、ふとしたことから泥棒となり、すでに江戸で噂になっていた鼠小僧を騙ったことから悲劇が始まります。権力者であるが情けがわかる人物として民衆から慕われている大岡越前、そして孝行ものとして評判の与吉、貞女の鑑として有名なお高。でも三太はこの3人の真実の姿を見てしまう。泥棒として捕まった三太はこの3人に振り回され、群衆心理を自在にコントロールする大岡越前の術中に嵌り、命を落とすこととなる。

三太も決して善人なんかではなく、こずるくて、セコい男なんだけど、裏表はない。そんな彼が、狡猾な人間に陥れられ、そして群衆からもそっぽを向かれ、嘆く台詞は切なく、痛い。

正しいことを言ったからといって、誰もが信じる訳ではない。「誰がそれを言ったか」が重要で、嘘もまことになってしまうことがある、と・・・。

現実社会でも同じですよね。誰もが味わったことがある悔しさ、空しさをすごく言い表してる独白だと思いました。台詞、覚えてようと思ったのですが、もちろん忘れちゃったので、そのうちDVDで確認してみます。

「研辰の討たれ」のような斬新さはないものの、再演ということで内容もこなれてきて、なかなか楽しめました。


売店で、来年の干支てぬぐいを購入。明日までは玄関のてぬぐいタペストリーはサンタさんなので、あさって、かけかえようと思います。
そして3階の「めで鯛焼き」、「雪傾城」と「鼠小僧」の幕間に買いに行ったら売り切れてましたよー。最近人気なのね・・・。気分がたい焼きモードだったのでとっても残念でした。


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コメント 2

Luis

眠気をこらえて妻の観劇につきあったことを
思い出しました。
踊りは寝ててよし、だなんて天使のようです。
結局、私は深い眠りにおち、
妻は呆れていました。

by Luis (2009-12-25 23:25) 

カオリ

>Luisさま
ワタシ自身、よく居眠りしちゃうので、そんなに強くでられませんっ!
by カオリ (2009-12-26 10:36) 

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