「我が家のヒミツ」奥田英朗(集英社) [本]
今日は午後から夫が仕事&忘年会で出かけたので、わたしはまたもやひとりの休日。
わたしも仕事しないとなーと思いつつ、眠くて眠くて意識を失ってました。とほほ。
- 作者: 奥田 英朗
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/09/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
6編の短編が掲載されてます。
「家日和」「我が家の問題」にも登場した小説家の物語もやっぱり健在。奥さん、さらにパワーアップしてます。
そして、今回、感動ものだったのが「手紙に乗せて」
脳梗塞でまだ50代の母が突然亡くなった若林家。
父は妻を亡くしたショックから全く立ち直れずにいて、その姿にまた軽くショックを受ける長男の亨。その亨の会社の部長(数年前に妻を亡くした)がすごく親身になって、父にあてて手紙を書いてくれて・・・という息子から、母の死とその辛さに直面する父の姿を見た短編。
男性、それも50代の中年男性は悲しみを出す場があまりなさそうだから、どんどん悲しみが蓄積していく感覚はよくわかる・・・。当事者同士でわかちあう場があるといいのだけど、それがまさに手紙を介して行われた過程が感動的でした。
少し前の「あさイチ」で夫を亡くした哀しみからぬけだせない「夫ロス」特集をやっていたけど、妻ロスも相当深刻そう。確か、妻に先立たれた男性は余命が短い傾向にあるんですよね・・・。
私もかみさんにべったりなので、もし先立たれてしまったらかなりショックを受けるような気がします。
by YAP (2015-12-24 08:11)
読みたくてしょうがない「我が家」シリーズですが、なかなか購入する勇気が出ず…。年明けなるべく早く僕も読みたいです。
by Sanchai (2015-12-31 13:40)
>YAPさま
うちの夫も心配です(笑) そしてどう考えても夫の方が長生きしそうなんですよねぇ。
nice!ありがとうございます。
>Sanchaiさま
わりと発売されてすぐに図書館に予約したので、早めに読むことができました。購入するのは勇気いりますよね・・・。どれもハズレがなくて面白かったです。nice!ありがとうございます。
by カオリ (2016-01-02 17:04)