「彼女のこんだて帖」角田光代(ベターホーム出版) [本]
単純な小説でも料理本でもないから、となんとなく購入をしなかったこの1冊。図書館で借りて読みました。
主人公が順繰りに廻っていく連作小説。テーマはいろいろですが、必ず料理が登場します。料理好きの主人公もいれば、初めて料理する主人公もいる。共通するのはみんな誰かのことを大切に思って(「誰か」がもちろん自分自身の場合もあります)料理をすること。これはこの作品のあとがきでの角田さんの文章からもよくわかります。
そしていみじくも「料理はつくることよりも食べることの方が大事」と看破するのです。
今日は何を作ってあげようか、そんな気分になります。
ここから話がそれます。
専業主婦生活で唯一ワタシがちゃんとやっていると言える家事は料理だけ。今週はカレの早出出勤とワタシの体調不良で朝ご飯もお弁当も満足に作ってませんが、1日3食自分の作った食事でカレが生活していると思うとすごく幸せな気分になれます。
働いていると包丁を握るのは週末だけ、ガスを使うのはお湯を沸かすときだけ、という生活になってしまうので。。。
料理のことになるとやっぱりハハに感謝せざるを得ません。料理教室になんぞ通ったことのないワタシが料理上手とみんなから言ってもらえるのはハハの仕込み以外にないのですから。子供の頃からめんどくさい、なんて思いながら手伝いをしてましたが、その甲斐あってたいていの料理は勘だけで作ることができます。今は実家に帰っても父の糖尿食のおかげでなんだか味気ないものばかり食べさせられますが(苦笑)
田舎コロッケ美味しかったなぁ。来週、体調が完全回復したら作ってみようと思います。
ちなみにうちの田舎コロッケにはごぼうが入ります。それが素朴な風味でたまらないのですよ〜。
正直レシピ本としてはワタシ的にはそんなに役に立たないけど、小説としては好きですねぇ。買っちゃおうかなぁ。
昨日、晩ご飯を食べながらカレとワタシの体調の話になり。。。どうもダイエットのせいで抵抗力が弱っているのでは、という結論に至りました。ワタシもそれを少し感じていたので、昨日から夜ゴハンの完全炭水化物抜きはストップ。ごはん半分くらいは食べることにしました。
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