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「エターナル・サンシャイン」(BS2) [映画]

昨日は泊まりの出張でカレがいなかったので、夕食後、BS2で映画鑑賞。
そういえば、ゆっくりBSなんぞ観るの初めてじゃないかしらん。



エターナルサンシャイン DTSスペシャル・エディション

エターナルサンシャイン DTSスペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD



記憶除去手術を受けた恋人たち。
オープニングでクレメンタインがジョエルに電車の中で声をかけて恋に落ちるのですが、なんだか唐突なんですね。最初に「ナオミと別れなきゃよかった」とジョエルが言っていたので、てっきりクレメンタインと出会ったので、元カノ、ナオミとの記憶を消すのかと思ったワタシ。それが違ったのですね。ここはこの映画の重要なモティーフである記憶除去手術までの前フリ。
よ〜くできてます、ストーリーが。記憶除去手術という現実にはあり得ない技術が、無理なくストーリーとともに入ってきます。
記憶を消している最中のジョエルが夢の中(というか脳の中?)で必至にクレメンタインとの記憶を消さないようにもがく、それもなんだかよくわかります。忘れてしまいたいと思ったはずなのに、忘れられない。そんなつらさはおそらく観るひとはみんな大なり小なり経験があるでしょうから、すごく共感しやすい。
そして、その手術を行うドクターと、受付の女の子の関係まででてくるところで更にリアリティが増してきます。
ラストはワタシが想像したものとは正反対でした。ワタシならこのストーリーにはやっぱり一度別れた二人は、また出会って恋に落ちても同じ道を辿る、ってオチをつけてしまいそう。だって、この二人は自分たちが記憶除去手術を受けたことを「思い出して、そのことを乗り越えて一緒にいることを選んだ」のではなく、「関係者を名乗る人物から手術のことを手紙で知らされただけ」だから。結局、自分が話した別れの理由のテープを聴いて、過去を知ったけどそれを実体験として思い出したわけではない。うまく言えないけれど、それって大きな違いなんじゃないかしら。そう思いました。

予告編が観られます→QuickTime

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