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「民主党のアメリカ共和党のアメリカ」冷泉彰彦(日経プレミアシリーズ) [本]

大統領選がらみでどこかで紹介されていて興味を持ちました。
実は知っているようであまり知らない身近な国、アメリカ。かの国を形作っている重要な要素のひとつ、二大政党制について、歴史的な部分、カルチャーの部分、そして時代に合わせて変わる民主党と共和党の対立軸、といった幅広い部分についてわかりやすく説明されていきます。



民主党のアメリカ 共和党のアメリカ (日経プレミアシリーズ)

民主党のアメリカ 共和党のアメリカ (日経プレミアシリーズ)

  • 作者: 冷泉 彰彦
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2008/08
  • メディア: 単行本



奴隷解放を唱えたリンカーンは共和党で、それに反対して合衆国を離脱した(つまり南北戦争の南軍)は民主党だった、といったへえ、な事実や、ハリウッドの超大作を民主党カルチャーと共和党カルチャーという視点から論じているのはものすごく面白かったです。
例えば地球滅亡というテーマの映画「アルマゲドン」と「ディープインパクト」。これは同年に製作されたほぼ同じようなテーマの映画ながら、「アルマゲドン」は共和党、「ディープインパクト」は民主党のカルチャーによる違いが説明されてます。なるほどねぇ。
あとは民主党の純愛万歳!な思想とか。「セックス・アンド・ザ・シティ」は結局のところ、真実の愛を探している女性達の物語なので民主党的、「デスパレートな妻達」は結局のところ、カウボーイ的な共和党な思想のもとに作られている、など。
そんな風に考えたこともなかったので、新鮮でした。

入門書的にさらっと読めるのでお勧めです。
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