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「あるスキャンダルの覚え書き」(DVD) [映画]

それほど期待せず、事前情報もなく観始めたのですが、おもしろかったです。
生徒と関係を持った若い教師を老教師が追いつめて行く話、という情報のみだったのですが、観終わって、なるほど、だから「覚え書き」なのね、とタイトルに納得がいきます。いい邦題です。


あるスキャンダルの覚え書き

あるスキャンダルの覚え書き

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD



ケイト・ウィンスレットって「エリザベス」の印象がものすごく強くて、現代劇で演じているのがワタシにとってはすごく新鮮でした。若い、というイメージがあったので、ティーンエイジャーの子供を持つ母親役というのは無理があるのでは?と思っていたのですが調べてみたら今、39歳だとか。ちなみにオーストラリア出身だそうです。
サスペンスなのでストーリーには触れませんが、印象に残った台詞をひとつ。

学生の頃、指導教授だった夫と不倫の末略奪婚したらしいシーパ(ケイト)は、中学生の娘と、ダウン症の12歳の息子を持ち、やっと子供に手がかからなくなったからと、美術教師になった、という設定。親友(といっていいのか)となったバーバラに結婚生活について打ち明けた言葉。

「地下鉄のホームの隙間のようなものよ。絶対にその隙間が埋まることはない」

荒涼とした彼女の心象風景が伝わってきました。不幸な訳ではないけど、でも、というところなんでしょうね。
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ken

まったく贅肉のない、良質なサスペンスだったと思います。
この二人だったからこそ、クオリティも高かったなと。
by ken (2008-11-29 13:24) 

カオリ

>kenさん
nice!ありがとうございます。ほんとに無駄がない作品でしたね。退屈だな、と思う瞬間がないって確かに珍しいです。

by カオリ (2008-12-01 11:12) 

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