「エンジョイしなけりゃ意味ないね」朝倉かすみ(幻冬舎) [本]
「夫婦一年生」でなんとなく好きになってしまった朝倉ワールド。また図書館から借りてきました。ちなみに「田村はまだか」はまだ順番がまわってきません・・・。
短編というか、小編集。15ページくらいの短いお話が収録しています。共通点ははたく女子が主人公というところ。多いのは20代前半の女の子ですが、表題作の「エンジョイしなけりゃ意味ないね」は46歳の働く主婦、りつ子が主人公。彼女が、カラっとしていて、気持ちがいいのだ。働くということ、生きていくということ。家族の存在。すべてが自然に彼女のまわりにおさまっている感じ。
この1編を読むだけでも、この作品集の価値があるように思った作品でした。
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短編というか、小編集。15ページくらいの短いお話が収録しています。共通点ははたく女子が主人公というところ。多いのは20代前半の女の子ですが、表題作の「エンジョイしなけりゃ意味ないね」は46歳の働く主婦、りつ子が主人公。彼女が、カラっとしていて、気持ちがいいのだ。働くということ、生きていくということ。家族の存在。すべてが自然に彼女のまわりにおさまっている感じ。
働く場所のあるのが嬉しい。新しいことを覚える機械があって嬉しい。家族のいるのが嬉しい。みんなが笑っていてくれたら嬉しい。わたしは結局、こんな感じなんだな、こんなふうなんだな、と思うのだって、案外、嬉しい。(「エンジョイしなけりゃ意味ないね」より)
この1編を読むだけでも、この作品集の価値があるように思った作品でした。
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