「日本観光ガイド」酒井順子(光文社) [本]
GWに読んだ本なのですが、紹介しそびれてました。土曜日に友達数人で浅草へ遊びに行ったらなんと三社祭で、大混雑。普段、こういうお祭りには縁がないので、案外楽しんできたのですが、こういうとき、同じ日本人とはいえ、だいぶ違う世界をのぞいたなぁと感じてしまいます。
この本は「日本へ観光に来た外国人向けの観光ガイド」という体裁をとっています。なので、「外国人のあなたなら・・・」というような書き方をしてあるのですが、それが妙なおかしみを醸し出しているのです。
一項目ずつ独立して、日本を楽しむための説明が書かれています。
酒井順子流に切り取られた日本の断片が、もちろん酒井流に切り取られているので偏りはあるのですが、ときおりプッと吹き出してしまう解釈なのです。普段、日本人とはいえ縁がない世界に対しては憧れを抱くか、斜に構えるか、自分とは関係のない世界と割り切ってしまうか、等々の対応が考えられますが、斜めにばっさり、タイプでしょうかねぇ。
結構ツボだったポイントをいくつかメモしておきました。
・築地市場を見学する時にはマグロ=仏像というくらいの気持で。
・なんでもあがめ奉ることができる日本人のうすーく広い宗教心。意外と日本人は信心深い。
・「よさこいソーランとはよく訓練されたタケノコ族なのだ」
三社祭も酒井順子のいうところの、日本人の根底=ヤンキー文化、を爆発させる場所ですよねぇ・・・。
浅草寺の横の広場に集合した御神輿。壮観です。
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原宿で「ヘンな人見たい」って外国人が言うので、よくよく聞くと、竹の子族がいまだに紹介されているらしくて驚きました。外国人の目で日本や東京を観るって面白いですよね。外国人っていろんな外国ありますが、ここでは欧米ってことでしょうか?欧米でも欧州と米国では違いますものね。
by kumawow (2010-05-18 22:36)
>kumawowさま
竹の子族!そりゃあ見てみたいですよね。ワタシもぜひ見てみたいです(笑)
特にこの本ではどこの外国人をターゲットにしているかは書いてありませんでしたが、外国人のあなたはモテモテです、みたいなことが書いてあったので、やっぱり欧米人でしょうね・・・。
by カオリ (2010-05-20 15:03)