「第四の壁 アナザーフェイス3」堂場瞬一(文春文庫) [本]
学生時代に演劇をやっていた刑事、大友が主人公の「アナザーフェイス」シリーズ、第三弾です。2012年にテレビ朝日系列でドラマ化されるのだとか。テレ朝の2時間ドラマっぽい題材ではあります。しかし、大友が仲村トオルってのはいかがなものか・・・?あまりに年齢が違いすぎるのではないかとちょっと違和感です。
大友が学生時代に所属していた劇団「夢厳社」の創立20周年記念の舞台で事件は発生。大友がいた時代はアマチュア劇団にすぎなかった夢厳社も今ではチケットが取りづらい人気劇団に成長。そんな記念の舞台上で団長で看板役者、そして劇団の独裁者である笹倉が何者かによって殺されるというショッキングな事件が発生。その公演に居合わせた大友は必然的に捜査に組み込まれていく・・・。
劇団内の人間関係が事件の裏にある、というのは容易に想像できるのですが、犯人はずいぶん後半にならないとわかりません。ちょっと安易な結末のような気もするけど、まぁ、こんなものかな、という気もするし。ま、そんなかんじ。
ちなみに解説は仲村トオルです。(これもちょっとビミョー)
熱いのに曖昧な堂場瞬一さん。
だからこそミステリなんだそうで・・・。
ネットっていろんな意見があって面白いですね。
http://www.birthday-energy.co.jp
アナザーフェイス、結構面白いと思ったんですけどねぇ。
あ、3はまだ読んでないから、図書館で借りてみたいと思います。
それと、新作「ラスト・コード」が出たので読み
ましたが、堂場さんの新たな一面が見えました。
若手刑事と少女の組み合わせは、意表をついた感じですが、こちらも面白かった。
鳴沢了や小野寺冴が脇役で出てくるのも意外。
オススメです。
by 高信 (2012-08-20 22:07)
>高信さま
コメントありがとうございます。
しばらく小説とは縁がなさそうなのですが、堂場さんの新作が出たんですね。いろんな作品の主人公が脇役で出てくるのは面白そうです。
by カオリ (2012-08-22 23:23)