「クイーン」(おうちで) [映画]
最近、観もしないのに(失礼、本音が・・・)夫がWOWOWで映画を録画しまくるのでHDDの容量がピンチ。よくわからない法則で録画していたものが消えていたりすることもあるので、油断なりません。
で、録画容量の大きいやつを観て消去してしまおう!と思い立ち、なぜだか最高画質で録画していたこちらを・・・。
- 出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント
- メディア: DVD
ダイアナ元皇太子妃がパリで事故死した日から1週間の、エリザベス女王を中心とした王室と、就任したばかりのブレア首相そして大衆という顔の見えない大きな力との攻防。
一個人としての人生などなく、英国と国民にすべてを捧げてきたエリザベス女王。その女王が苦悩の末、伝統を曲げて大衆の方へ寄り添う。そしてそれを女王の尊厳を保ちつつ実現できるようにするブレア首相。
自分がとるべき行動に悩んだ女王が独りでドライブにでかけ、立派な角を持つ鹿と遭遇するシーン。霧のなかに佇む女王と鹿はこれから頭を垂れることになってしまう。鹿の姿に自分を重ね涙する女王の姿が深く心に残りました。
実際のニュース映像を織り交ぜながら進んで行くドラマは、ああ、あの事故からもうそんなに経ったんだという驚きもあり。イギリス人の王室に対する複雑な感情とダイアナ人気には改めてびっくりです。
余談。子供の頃、ダイアナフィーバーが起きていたわけですが、正直、ダイアナ妃が美人なのかどうか子供心によくわかりませんでした。なんだかお人形さん(しかもかわいくない・・・)みたいだなぁと思った記憶が。実際にもそう扱われていたのだろう彼女が、だからこそ大人になり、ややエキセントリックな行動を伴いながらも、自分をお人形さん扱いした周囲の大人達に牙を剥くことになったのだろうな・・・と思いました。
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