SSブログ

「私たち『ユニクロ154番店』で働いてました」大宮冬洋(ぱる出版) [本]

寒いです。
この寒さ、週末まで続くらしいですね・・・。まだ太陽が出ていれば家の中は多少暖かいのですが。
こんな日にはヒートテックで全身をガード、ガードです。

私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。

私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。

  • 作者: 大宮冬洋
  • 出版社/メーカー: ぱる出版
  • 発売日: 2013/03/14
  • メディア: 単行本

早稲田大学を卒業して新卒でユニクロに入社し、1年足らずで退職した著者が自分が最初に配属されたユニクロ町田店で働いていた人びとを10年以上ぶりに訪れ話を聞いてまとめたもの。
この町田店、今は閉店していて存在しないらしいのですが、なんとオープンは1994年。おそらく、関東進出の初期に作られたお店です。
レンガテイストの倉庫風店舗。うちの地元にあったのも同じタイプのお店だったなぁ。やはりわたしの地元の旧タイプのユニクロ店舗は10年くらい前に閉店となりもっと広いモールに移転し、元の店舗は今は雑貨屋さんが居抜きで使ってますが。著者がユニクロに入社したのは2000年。当時はおそらくまだ早稲田を出てユニクロに入社するのはかなり珍しい存在だったのではないかしら。

読み物としてはおもしろいです。とある店舗でとある時期に働いていた人びとがその時代をどんなふうに振り返り、どんな風に総括するのか。
町田店は小規模店舗だったことと、ベテランのパートタイマーたちがうまく現場を掌握し運営していたために、概してみんなよい風に振り返っているのが印象的でした。

しかし著者は企業としてのユニクロにかなり否定的。
そして最後の章でユニクロの企業体質などなどについての提言めいたものを行っているのですが、これはどうなの?余計なパートだったんじゃないかなと読んでて感じました。
なーんかしっくりこないんだよねぇ。

「お家さん」を読んだときと感想は重なるけど、企業それぞれに「何を重視するのか」「どこに軸足を置くのか」というのは違っていて、これが正しくてあれは間違っているってことはないんだと思う。もちろん法令違反や倫理的に許されない行為などは問題外ですけどね。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。