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「64」横山秀夫(文藝春秋) [本]

今朝は早起きして(といっても6時半)近所をジョギングしました。
走ったのもすごく久しぶりだったのですが、お天気もよくていい気分。これは引き続き頑張ろう!とモチベーションUPです。

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)

  • 作者: 横山 秀夫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/02/06
  • メディア: 文庫
    64(ロクヨン) 下 (文春文庫)

    64(ロクヨン) 下 (文春文庫)

    • 作者: 横山 秀夫
    • 出版社/メーカー: 文藝春秋
    • 発売日: 2015/02/06
    • メディア: 文庫

さて、「64(ロクヨン)」
明日からNHKでドラマが始まるんですよね。主演はピエール瀧さん。


ドラマ化にあわせて文庫になっていたので、単行本なら図書館ですぐ借りられるかも!と思ってリクエスト。1週間ほどで読むことができました。

横山作品によく登場する(らしい。実はわたしは初横山秀夫)D県警が舞台です。警察ものだけど、主人公は刑事ではなく、元刑事で現広報官の三上。鬼瓦と渾名されるほどのいかつい外見のコワモテ刑事だったのですが、人事異動で事務方へ。
そこで、記者クラブと対立する事件に巻き込まれ、右往左往しているうちに、D県警内で「ロクヨン」という符丁で呼ばれている昭和64年に起きた未解決の誘拐殺人事件にまつわる秘密に偶然たどり着く。
刑事として生きるのか、事務方として生きるのか。
未解決事件の謎と、警察庁長官の視察に合わせるように起きた新たな誘拐事件。
三上はそこでどんな行動をとるのか・・・。

三上は刑事の仕事を外され事務方へ異動したことに忸怩たる思いを抱きながらも、異動以来、刑事と事務方の壁を打ち破ろうと仕事をし、部下や記者クラブとも信頼関係を築きかけていたと思われていたところに、高校生の一人娘の家出という家庭での心配事が発生。それによって、周囲との関係にもひづみが出ています。

仕事と家庭、両方の問題にがんじがらめになりながらも、突破口を見つけようとする三上。未解決事件の犯人、そして今現在起きている誘拐事件の犯人。並行して進む2つの謎解きもスリリング。

文庫だと上下巻になる長い小説ですが、やめられないとまらない、で一気読みしてしまいました。
これからドラマを見ようというのに、結末まで知ってしまったというね(笑)
よくよく考えると、ドラマが終わった後に読めばよかったかも・・・。

ちなみに、この「64」は映画化もされるそうで、そちらの主役は佐藤浩市さんだそうです。
う〜ん、暑苦しい系のカオではありますが、鬼瓦とは言えないよねぇ。
ピエールさんの方がイメージ近し。ネットで「三上役は松重豊さんがいい!」というご意見もありましたが、それもイイネです。あとは遠藤憲一さんでもいいなー。



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コメント 3

YAP

私も毎朝3km程度走ってます。
実は走るのは好きじゃないのですが、あくまでも自分の体力維持のため。
体力向上、ではなく、体力維持、です。
おかげで、風邪引かなくなりました。
書評へのコメントじゃなくてすみません。
by YAP (2015-04-18 06:59) 

Sho

先週あたり、やたら本屋さんに平積みささてるなあ・・と思っていたら、NHKでドラマの紹介。
wikiに目を通したら、俄然!!!!!面白そうです!!!!!!!
今夜絶対見るつもりです。
この方のご本は気になりながらも読む前に映像化されたものを目にしました。
この作品も、大変に惹かれます。
by Sho (2015-04-18 17:06) 

カオリ

>YAPさま
わたしもずっと走るのは大嫌いだったのですが、実際走ってみるとそれなりに手軽な健康法ですよね。とりあえず1日おきにしばらく頑張ってみます。nice!ありがとうございます。

>Shoさま
ドラマ見られましたか?
さすがNHKな重厚な作品になってましたね。作中の平成の時代と昭和64年の事件の両方が緊迫感をもって繋いであって、来週以降も楽しみです。ピエールさん、イメージどおりでした!
by カオリ (2015-04-20 21:16) 

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