「高速の罠」堂場瞬一(文春文庫) [本]
ふと気がつけば、この記事が「カオリのやさぐれ日記」1996記事目です。つまり・・・あと4本で記念すべき?2000本目。1000本目ってどんな記事書いたのかな〜? 見つけられるかな。
でもついうっかりと2,000本目もフツーのこと書いてしまいそうです(笑)
おなじみシングルファザー刑事、「アナザーフェイス」大友シリーズ。
前作で撃たれた大友は休職中で長野の実家に帰省中。義母に預けていた息子にバスの一人旅をさせ、長野に呼び寄せることに。
そしてサービスエリアで誘拐される息子。
息子を誘拐犯から取り戻す、という展開かとおもいきや、事件は思わぬ方向へ。
無人バスジャック事件の捜査に休暇を切り上げて大友は加わることになります。
ふむふむ。高速バス運転手の過重勤務というわりとよく実社会でも問題になるテーマを取り上げていますが・・・なんともサラリーマンの悲哀というか、会社のために不正を働く人間の思考停止ぶりがやりきれないです。
泰然としているオーナー社長の姿もかえってブキミだなぁと思ってしまったり。
大友本人も命を落とすかもしれなかった銃撃事件の影響で捜査の勘が戻らないと、度々悩み苦しみますが、そのため読者もちょっともやもやするわけですよ。キレがたりないというか・・・。
新作も出ているようですので、次作に期待ということで。
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