「未来国家ブータン」高野秀行(集英社) [本]
は〜GW終わりましたね。
なんだか今年はイマイチなGWだったような・・・。
イマイチに感じる理由は自分の仕事の進み具合が芳しくなかったからというのもあるかも??
- 作者: 高野 秀行
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/03/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
さて、すっかり中毒になっている高野さんの本をまた1冊読みました。
そういえば半年くらい前かな?テレビを深夜、偶然つけたら、ダウンタウンのまっちゃんとバナナマン設楽さんがMCの番組に高野さんが出演してました。なんか、著書から受けるイメージどおりの人でした(笑)
そんな高野さんが知り合いのベンチャー起業経営者から、「ブータンで国家プロジェクト級の仕事を受注したから、事前の調査に行ってきてほしい」と依頼を受けます。
なぜ自分が・・・?と訝りつつも、かねてより興味のあった雪男(いわゆるイエティですね)がブータンにもいるという話を吹き込まれ?俄然張り切りだす高野さん。
ブータンの言葉も勉強して、調査に乗り込みます。
ブータンは「幸福の国」として有名ですが、半鎖国状態で、実際のところあまり情報もなく、謎に包まれた国。国民総幸福量をGNPの代わりに使っていることも有名です。
イケメン国王夫妻が数年前、来日されましたよね〜。
高野さんは依頼された調査そっちのけで、ブータンの人々に雪男について質問しますが、なかなか目撃情報は得られず・・・。なんか、途中で、雪男の話が消えてしまったような気がするのですが、なんというか、ブータンという国の有り様、みたいなものがとてもよく伝わってきます。
よく、シンガポールが「明るい北朝鮮」と呼ばれたりしますが、なんというかブータンは「幸せな北朝鮮」って感じ。結局のところ、いろんなことが制限されていて、限られた世界の中での「幸福」なんですよね。
何をもって「幸せ」とするのかは、なかなか難しいですね。
そのうちこっちも読んでみたい。
ブータンにもネットが普及し始めていて、それで外の世界を知って、違う価値観を持つ若者が増えてきているそうですね。
「幸福」という言葉の定義も、人それぞれですし。
by YAP (2016-05-10 08:19)
>YAPさま
インターネットは本当に世界のあり方を変えてしまったのだなぁと思います。しかも今や携帯端末があれば世界とつながりますからね。nice!ありがとうございます。
by カオリ (2016-05-16 23:13)
カオリさん、さすが、コメントが的を射てますね。
by Sanchai (2016-05-18 08:40)
>Sanchaiさま
お褒めいただき光栄です! ブータンレポート楽しみにしています。nice!ありがとうございます。
by カオリ (2016-05-19 01:04)