「ブーリン家の姉妹」(DVD) [映画]
最近、姉妹ものの映画をよく観ている気がします。「イン・ハー・シューズ」「幸せになるための27のドレス」「レイチェルの結婚」「私の中のあなた」などなど。別にテーマを決めて観ているわけではないので、たまたまなんですけど・・・。そしてこれは時代劇だから、だいぶ現代の姉妹ものとは様子が違います。
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- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- メディア: DVD
アン(ナタリー・ポートマン)とメアリー(スカーレット・ヨハンソン)の姉妹はヘンリー8世をめぐる三角関係。前半は夫のある身ながら姉アンの代わりにヘンリー8世に見初められ宮廷に上がったメアリーを中心に、後半は妹に王の愛人の座をさらわれて復讐に燃えるアンがヘンリー8世の寵愛を受けるものの、階段を転げ落ちていく様が描かれます。
仲のよかった姉妹が、父親や叔父といった一族の男たちの野心に踊らされ仲違いし、人生を台無しにしていく様がとても悲しい。やっぱり男の野心とか嫉妬ってろくでもないと思いました。姉妹の母のエリザベスが子供達の運命を嘆くシーンはおもわずうるり。
ナタリー・ポートマン演じる現代的なアンとスカーレット・ヨハンソンの古典的な佇まいの対比がよいですね。アンが産み落としたエリザベスが、あのエリザベス1世で、なぜ彼女の母であるアン女王が処刑されたか知らないままだったので、なるほどと思いました。勉強になったわ。現在のイギリスのありかたの原型ができあがった引き金だったアン女王。こういう物語があったのですね。
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「ゼロの焦点」の宣伝番組の中で、女優さんの誰かがこの作品を好きだと言っていました。
こういう「壮大な物語」に、とても惹かれます。
by Sho (2009-12-03 05:38)
>Shoさま
歴史がかわった瞬間、というのはドラマティックですね。たまにこういう歴史物観たくなります。
by カオリ (2009-12-03 21:08)