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「恋するリベラーチェ」(おうちで) [映画]

去年の秋頃NHKの「あさイチ」で紹介されていて、興味を持っていた作品。

恋するリベラーチェ Blu-ray

恋するリベラーチェ Blu-ray

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray








この2人、誰だかわかります?
マイケル・ダグラスとマット・デイモンですよ。
これ、スティーブン・ソダーバーグが休業前に撮ったテレビドラマだそうです。「セックスアンドザシティ」などを放送しているケーブルテレビ局のHBO製作。


エルヴィス・プレスリーやエルトン・ジョン、マドンナやレディー・ガガの登場よりも前、リベラーチェという男がいた。彼は名ピアニストであり、天賦の才能を持つ斬新奇抜なエンターテイナー、そして舞台やTVでは派手な衣装に身を包むスターだった。1977年夏、そんな彼の元を見知らぬハンサムな青年スコット・ソーソンが訪れる。年齢も住む世界も異なる2人は、たちまちお互いの魅力に取りつかれ、5年間に及ぶ秘められた恋愛関係がスタートする・・・。 主演には、『ウォール街』でアカデミー賞とゴールデングローブ賞を受賞したマイケル・ダグラス、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞を受賞したマット・デイモンを迎え、その他にアカデミー賞/ゴールデングローブ賞/エミー賞ノミネートのデビー・レイノルズ(『雨に唄えば』『不沈のモリ―・ブラウン』)や全米映画俳優組合賞受賞/ゴールデングローブ賞多数ノミネートのロブ・ロウ(「ザ・ホワイトハウス」)などが脇を固める。 『サイド・エフェクト』を経て、本作を撮り終えた後、長期休暇に入ると宣言したソダーバーグ監督最新作であり、本年5月に開催された「第66 回 カンヌ国際映画祭」では、コンペティション部門でプレミア上映され、スタンディング・オベーションは鳴りやまなかったという本作。エミー賞受賞プロデューサーのジェリー・ワイントローブが製作を務め、アカデミー賞ノミネートのリチャード・ラグラヴェネーズが脚本を手掛けた。製作総指揮はグレゴリー・ジェイコブズ、スーザン・イーキンス、マイケル・ポレール、音楽は故マーヴィン・ハムリッシュが担当。

リベラーチェって、ショーピアニストなのでアメリカ国外ではそれほど知られていませんが、アメリカでは当時相当の人気を誇っていたピアニストだったそうです。超絶テクニックと巧みな話術で

見るからにゲイなわけですが、ひたすらそれを隠している(隠せていると本人は思っている)にもかかわらず、親子というか孫ほどに年の離れた少年のスコットを見初めて付き人みたいにしてしまう。
そんなリベラーチェとスコットの5年間の愛憎劇です。

まぁ、なんというか、なにしろリベラーチェという人が破天荒。天才かつ変人。
自身が美容整形で若返りの手術を受け、今度はスコットにも整形を強要。で、スコットをどんな顔にしたかったかといえば、若い頃の自分と同じ顔。
ナルシストです。結局は自分が好きなのよ。。。

スコットは肉親の愛に恵まれず、施設を転々とし、リベラーチェと出会った17歳の時には里親の元で里親に大事にされている様子。でも、自称バイセクシャルのスコットはリベラーチェに出会い、普通のティーンエイジャーではなくなっていきます。

獣医になるという夢ももっていたのに、リベラーチェに拘束され自由のない生活に次第に鬱屈を抱えて行くスコット。
そこからは転落の一途。

結局、田舎の少年には老獪なスターに太刀打ちできなかったのですね。

でもラストシーンには胸を打たれます。どちらがより愛していたのか。そればかりは誰にもわからないのですけど。

原作はスコットの暴露本らしいので、まぁ、スコットが一方的に被害者っぽく下世話な感じではありますが、マイケル・ダグラスとマット・デイモンのからだを張った演技に拍手。
それにしても、特殊メイクなんだろうけど、ふたりの変身ぶりがすごい。ちょっともっさりしたお顔立ちのマットが整形によってしゅっとした細面になるんですからねぇ。
ちなみにスコット17歳から23歳、という設定だったことを観終わった後にしりびっくり仰天。なにゆえこの役のオファーがマットにきたのかはわかりませんが・・・ちょっとさすがにそりゃ無茶だろう。
映画「ちいさいおうち」で、妻夫木くんが大学生の役を演じていて、「さすがにそろそろ妻夫木くんが大学生っていうのはどうなんですか、山田カントク」、と思ったのですが、それよりもすごかったです。




リベラーチェのミュージックビデオ。
映画のとおりの家に住んで、映画と同じような衣装を着て(ほんとは逆ですね。映画がモデルにしてるんだもの)、スコット運転させたロールスロイスでステージに登場してます。「My frend SCOTT」って紹介してますね。


フォックスファーのガウンをお客さんに触らせるのはお約束のパフォーマンスだったみたいですね。

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