「波風」藤岡陽子(光文社) [本]
逆流性食道炎っぽい症状がでているカオリです。今日はヨガのクラスを予約してるんだけど、なんかヤバそう(下向くと吐き気)な体調です。キャンセルするかどうか悩み中〜。
- 作者: 藤岡 陽子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2014/07/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
すっかりはまっている藤岡さんの最新短編集。図書館に予約を入れていたらようやく順番がまわってきました。
7つの短編が収録されています。
母はなぜあんな冴えない男と再婚したのだろうか(「鬼灯」)。
結婚式を控えた青年がいちばん感謝を表したかった女性(「月夜のディナー」)。
高校野球の天才投手が右手を失った(「テンの手」)。
86歳の男性は、なぜ、女性ばかりの着付け教室に通ってくるのか(「結い言」)。
現実世界はとっくに引退していたつもりのアイドルヲタが受ける衝撃(「真昼の月」)。
思考を止めなければ生きていけなくなった女性が、選んだ町で(「デンジソウ」)。
「一生に一度の頼み」と、女性は親友をある旅に誘った。独身36歳の一大決心―(「波風」)
悩める人たちの活路を開く七話。
どの作品にも人間の弱さ、強さ、そして優しさが凝縮されています。
なぜこの人はここにこうしているんだろうか。ありふれた何気ない日常にもドラマがあり、表には出てこない理由がある、そんな当たり前のことに気づかされます。
「月夜のディナー」と「テンの手」は読みながら涙、涙。病院の待合室で読んでいたのだけど、ハンカチが手放せませんでした。短編集なので、読みやすいしとてもお勧めです。
早く次の作品が読みたいな、と思ってAmazonを見てみたら、先月末に長編が発売されてました!
図書館で待つか、思い切って買っちゃうか。う〜ん、悩むわぁ。。。
図書館の順番が回ってきて
やっと読めました。
かおりさんが言われる様に、短編なので
サクサク読めました。
テンの手、本当に涙涙でした。
電車の中で読んでたので押さえるの必死でした。
テンの芯の強さや優しさが
by ゆみっぺ (2015-04-02 07:39)
↑スミマセン
コメント書き途中で、投稿されてしまいました…
テンの芯の強さ優しさが、良く伝わってきました。
by ゆみっぺ (2015-04-02 07:42)
>ゆみっぺさま
ゆみっぺさんもすっかり藤岡さん仲間になってくださったみたいで嬉しいです(^ ^)
「テンの手」、ほんとにどうしたらこんなに優しい物語が生まれてくるのか・・・。文庫になったら(まだまだ先ですね)、何度も読み返したい作品集です。nice!ありがとうございます。
by カオリ (2015-04-07 16:46)