10月の読書メーター

なんだかグズグズしているうちにあっという間に11月になってしまいました。

今日から夫は海外出張。

東京駅まで夫を車で送ってからのんびり過ごしています。

（東京駅から成田空港までの格安バス、本数も多いし、安いしすごいですね）

10月は９冊。多いような少ないような。微妙な読書量でした。

2015年10月の読書メーター
読んだ本の数：9冊
読んだページ数：2818ページ
ナイス数：76ナイス

キラキラネームの大研究 (新潮新書)の感想
キラキラネームは昔から実はあって、そういう名付けが生まれてしまうのは日本語という言語の特性と戦後の教育政策によるもの、という結論。確かにそうだなーとは思うものの、ちょっと物足りないような、肩すかしをくらったような気分になったし、キラキラネームをつけ始めたのは団塊ジュニア世代、という部分にも団塊ジュニア世代としてはちょっと違和感あり。
読了日：10月3日 著者：伊東ひとみ
晴れたらいいねの感想
太平洋戦争末期のマニラにタイムスリップ？？という意表をついた設定。でも、ヘイセイという国からやってきた風変わりな従軍看護婦として１年を過ごした紗穂の姿に引込まれました。８月にＮＨＫスペシャルで放送していた従軍看護婦の皆さんへのインタビューを見ていたので、よりリアルに感じられたというか・・・。「晴れたいいね」というタイトルは実はドリカムの同名の曲から。あの明るい曲がフィリピンの密林を怯えながら移動する看護婦たちの心の支えになっていたという設定に、じーーーん。
読了日：10月4日 著者：藤岡陽子
十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争の感想
今まであまり中国政治の内部について考えたこともなかったので、この本１冊で何かをわかったつもりになるのもよくないと思いつつ・・・。中国の高官が持っている権力もそしてカネもスケールが違いすぎて、恐ろしい。中国共産党のシステムってほぼ封建時代の貴族と一緒なんじゃないの？？って思いましたです。
読了日：10月9日 著者：峯村健司
どうせなら、楽しく生きようの感想
10回挑戦して１つか２つうまくいけばいいのだ、と著者が夫からいわれた言葉。ベンチャー投資家と同じ考え方をすればよいのだという理屈。確かにそう思えば、新しいことに取り組むのも怖くないかも。。。Amazonのkindleで出版されたものが紙の本になって出版されたというのも著者のチャレンジのひとつ。心にほんのり勇気がわいてくる１冊。
読了日：10月15日 著者：渡辺由佳里
捏造の科学者 STAP細胞事件の感想
なんというか・・・去年、不正と思われる事実が次々と報道された時に、「なぜ一流の科学者たちがこんなおかしなことに気がつかなかったのだろうか？」という疑問が最初に浮かんだのだけど、うーーむ、そういうことだったのか、とその一端はわかった気がした。だけど、笹井氏が亡くなり、小保方氏本人が沈黙を続けている現在、ほんとのところは未だに闇の中。いつの日か、真相が明らかになる日がくるのかなぁ・・・。
読了日：10月17日 著者：須田桃子
ロストデイズの感想
30歳をちょっと過ぎたくらいで、こんなに「人生あがっちゃったなー」なんて悩む人、今の時代にいるんだろうか。。。そしてこの表紙のイラストにも違和感アリアリです。妻の造形もよくわからないし。
読了日：10月19日 著者：大崎善生
最後の花束: 乃南アサ短編傑作選 (新潮文庫)の感想
出先で時間をつぶしたくて購入。女はコワイ・・・というオチが中心の短編集。さすが乃南さんの短編、きっちりと楽しませてもらいました。しかし傑作選、ということで古い作品ばかりのため、時代を感じてしまいちょっと違和感があるものも多かったです。「若い女は結婚を唯一の目的としているものだ」みたいな。ほとんどの作品がそこが出発点となっているので。
読了日：10月21日 著者：乃南アサ
お家賃ですけど (文春文庫)の感想
なんとなく情景が浮かぶ・・・。こういう都会のど真ん中にぽっかりとある生活。読んでいてしみじみしました。それにしても、能町みね子さんのコラムは雑誌なんかで読んだことあったけど、性同一性障害で元は男性だったとはは知りませんでした。
読了日：10月25日 著者：能町みね子
解 (集英社文庫)の感想
珍しく刑事物ではない堂場さん。大学時代の夢をそれぞれ叶えた政治家と小説家が、ある殺人事件にかかわっていくというストーリー。東日本大震災が大きなカギで、確かに納得できる結末ではあるのだけど、あれれという感じがないわけではないなぁ。。。
読了日：10月26日 著者：堂場瞬一

読書メーター