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「世界の辺境とハードボイルド室町時代」高野秀行×清水克行(集英社インターナショナル) [本]

週末なのに、雨ですね。天気がよければ今週も山に行きたかったのに・・・。しかも夫は急に仕事が立て込んだらしく、今日も明日も仕事だと言ってますよ。とりあえず、今日はひとりでお家に籠り、録画していたテレビ観たり、編み物したり、調べものしたり、なかんじ。

世界の辺境とハードボイルド室町時代

世界の辺境とハードボイルド室町時代

  • 作者: 高野 秀行
  • 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
  • 発売日: 2015/08/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
さて、超面白かった!!のご紹介。
タイトルはもうアノ本のモロパクリですね(笑)
世界の辺境を訪れてはルポを書きまくっている高野さんと、気鋭の歴史学者清水先生の対談です。
お互いがお互いの本を読んで、「ソマリアと室町時代って似てる!」と感じ合い、対談が実現したという嘘みたいなほんとの話。

エッセンスはこちらのサイトでも読めますので、まずはこちらをどうぞ。


かつて大学受験の際には、文学と歴史どっちにしようか・・・と迷いまくったわたしですが、わたしの好物は平安時代でした。そして清水先生の専門の室町時代はわたしにとって、なんだかわけわからん、な時代というイメージ。
この対談を読んでいると、室町時代って日本の歴史上はなんだか規格外の時代だったということがわかります。というか逆に世界史的な目でみると江戸時代がヘンだったというね。

そんな室町時代と主にソマリアを比較して、「おーこれも共通!」みたいなおふたりの盛り上がりが読んでて楽しい。そして室町時代についての「へー、そうだったんだ!」な新しい知見も多々あるのですが、残念ながら期限切れで図書館に返却しちゃったので、具体的エピソードをご紹介できず残念。
ここ数十年は室町時代の研究がブームで新しい歴史解釈などがいろいろ出て来ているらしく、おそらくわたしが日本史を学校で学んだ20年以上前とはだいぶ変わってるみたいです。

過酷な時代ではあったけど、日本人って自由だったんだな、とも思う室町時代。
社会が安定すると縛りも厳しくなるものね。「独裁者は平和を好む」というのはなるほどね、という視点。

この本、そのうち買ってしまうかも。。。
そして清水先生の一般向けの著書も読んでみたいと思ってます。

謎の独立国家ソマリランド

謎の独立国家ソマリランド

  • 作者: 高野 秀行
  • 出版社/メーカー: 本の雑誌社
  • 発売日: 2013/02/19
  • メディア: 単行本





喧嘩両成敗の誕生 (講談社選書メチエ)

喧嘩両成敗の誕生 (講談社選書メチエ)




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Sanchai

ようやく僕も読みました。
by Sanchai (2016-04-19 05:17) 

カオリ

>Sanchaiさま
nice!ありがとうございます。ブログお邪魔します!
by カオリ (2016-04-23 13:47) 

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