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10月の読書メーター [本]

11月ですね。あと1ヶ月でまたひとつ歳をとるカオリです。
電車の中吊り広告を見ていたら、来月、わたしがもひとつ歳をとると、なんと我が家はあの「フルムーンパス」を使えるようになるということに気がつきました。
ふ、フルムーンですか。あの、上原謙の・・・。衝撃です。

さて気をとりなおして(笑)10月の読書メーター。
「マチネの終わりに」って10月に読んだんだ・・・。なんかもう記憶の彼方。
10日ほどかけて「漂流」を読んでいて、その世界観にどっぷりつかってしまったから、かな。

2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2209ページ
ナイス数:77ナイス

マチネの終わりにマチネの終わりに感想
人を好きになるといことはまさに理屈ではない。そしておおむね、理性のある人の方が痛い目にあう・・・。マチネが終わった後、ふたりがどういう未来を選ぶのか。「過去は変えられる」というのは言い得て妙。記憶の中で過去の出来事は日々上書きされているのだものね。
読了日:10月2日 著者:平野啓一郎
ファミリー・レスファミリー・レス感想
初めての作家さん。「マチネの終わりに」の次に読んだので、ちょっと物足りなかったなぁ。読書って、前後に何を読んだのかにも影響されるとしみじみ。家族という存在に欠落感や傷を持ったひとたちの物語。
読了日:10月4日 著者:奥田亜希子
脳が壊れた (新潮新書)脳が壊れた (新潮新書)感想
脳梗塞による高次脳機能障害が、本人にとってはいったい、どういう状態なのか。ルポライターゆえに、自分自身に取材し、分解し、整理し、意味づけをしていく。おそらくそこに至るまでに大変な苦労を伴っているのだろうけど(現在も後遺症は残っている、とあるとおり)、非常にわかりやすく、かつユーモアもまぶされているので、楽しく読める。自分が脳梗塞になったのは生活習慣病ではなく、性格習慣病だ、というふうに分析されているのにはなるほど!納得。我が夫が心配だー。
読了日:10月6日 著者:鈴木大介
下町ロケット2 ガウディ計画下町ロケット2 ガウディ計画感想
安定のおもしろさ。勧善懲悪で、読み終わるとスッキリする。読後感がいいのって、案外貴重。特に自分が疲れているときには。
読了日:10月16日 著者:池井戸潤
不自由な男たち その生きづらさは、どこから来るのか(祥伝社新書)不自由な男たち その生きづらさは、どこから来るのか(祥伝社新書)
読了日:10月19日 著者:小島慶子,田中俊之
漂流漂流感想
今まで読んだどんなノンフィクションとも違う本。結局、漂流した沖縄の離島出身の漁師の行方はしれず、彼をはじめとした南洋の海の民の生き方を追いかける、という趣向。人生そのものが、漂流。
読了日:10月30日 著者:角幡唯介
女たちの和平交渉 (VERY BOOKS)女たちの和平交渉 (VERY BOOKS)感想
子育てにまつわる赤裸々エッセイ。赤裸々というには痛切で、魂の叫びともいえるような。「VERY」はそれこそ美容院でしか縁のない雑誌だけど、きっとこの小島さんのコーナーを読むとき、いろんな読者がほっとしてるんだろうな。
読了日:10月31日 著者:小島慶子

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